前の記事 目次 研究所 次の記事 (since 2000.05.01)
情報:農業と環境 No.78 (2006.10)
独立行政法人農業環境技術研究所

公開セミナー: 外来植物の「リスク」を調べて蔓延を防止する −研究開始後1年間に得られた主な成果について− (10月21日、福岡市)

公開セミナー: 外来植物の「リスク」を調べて蔓延を防止する −研究開始後1年間に得られた主な成果について− (科学技術振興調整費重要問題解決型プロジェクトアウトリーチ活動) が、10月21日、福岡市で開催されます。

日時: 平成18年10月21日(土曜日) 10:15〜17:00

場所: 電気ビル 地下2階会議室 (福岡市中央区渡辺通1丁目)
(JR博多駅バス停Aより乗車、渡辺通1丁目降車 すぐ)
http://www.kyumen.co.jp/rental/denki_access.html (最新のページに変更しました。2012年1月)

主催: 独立行政法人 農業環境技術研究所

開催趣旨:

昨年6月に施行された外来生物被害防止法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)のもとで、生態系、人命や健康、農林水産業に被害をおよぼす外来生物の特定と取り扱いの規制が、環境省と農林水産省を中心に進められています。

農業環境技術研究所では、この法律の円滑な実施に貢献するために、科学技術振興調整費による重要問題解決型研究プロジェクト 「外来植物のリスク評価と蔓延防止策」 を実施しています。

公開セミナーでは、法律の意義と外来植物がもたらすリスクに関する研究成果を発表し、外来生物を管理することが生物多様性を保全するためにきわめて重要であることを、市民のみなさんに理解していただくとともに、幅広いご意見を今後の研究計画に反映させることを目的にしています。

今回はその4回目にあたり、とくに外来植物のリスク評価法、蔓延(まんえん)、生態特性、防除技術などに重点をおいて論議します。

来聴大歓迎:

一般の方、植物愛好家、農家、小中高校生、大学生、そのほかどなたでもお気軽にご参加下さい。 (入場無料)

プログラム(予定)

1) 外来植物のリスクを科学的に評価する方法を開発する

西田智子 (畜産草地研究所)

2) 現在、日本にはどのような外来植物が蔓延しているか

楠本良延 (農業環境技術研究所)

3) アレロパシーや毒性が強く新たに侵入して問題となる外来植物について

藤井義晴 (農業環境技術研究所)

4) 外来植物が好きな土、在来植物が好きな土

平舘俊太郎 (農業環境技術研究所)

5) 外来植物の侵入経路を遺伝子レベルで調べて、新たな侵入を遮断する

池田堅太郎 (畜産草地研究所)

6) 種子からその種類を判定する −外来植物データベースの作成−

榎本 敬 (岡山大学資源生物科学研究所)

7) 外来植物の防除に利用する除草剤が野生植物に及ぼす影響を調べる

池田浩明 (農業環境技術研究所)

8) 現在日本に蔓延している外来植物を防除する技術を開発する

村岡哲郎 (日本植物調節剤研究協会研究所)

9) フリートーク −外来植物から日本の生態系を守るためにどうすべきか−

(コメンテータの意見、会場からのご意見、質疑応答と討論)

お問い合せ先:

農業環境技術研究所 生物多様性研究領域

電話: 029-838-8246、 eメール: yfujii@affrc.go.jp

前の記事 ページの先頭へ 次の記事