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農業と環境 No.145 (2012年5月1日)
独立行政法人農業環境技術研究所

農業環境中に存在する放射性核種の一般公開システム

独立行政法人農業環境技術研究所は、2012年4月に、ウェブサイト 「農業環境中に存在する放射性核種の一般公開システム」 の内容を更新し、新たな情報提供を始めましたので、概要をお知らせします。

(1)主要穀類および農耕地土壌の 90Sr と 137Cs 分析データ一般公開システム (データ追加)

(独)農業環境技術研究所 は、1959年から、全国の国(独立行政法人)や都道府県の農業関係の試験研究機関の協力のもとで、主要な国産作物である米麦とその栽培土壌のストロンチウム90とセシウム137の濃度を分析してきました。

このサイトでは、農耕地土壌と作物の安全性に関する情報の一つとして、放射性核種の平均値の経年変化等を見ることができるように、これまで1959年から2005年までのモニタリングデータを提供してきましたが、今回、2006年から2010年までの調査データを追加しました。この調査は現在でも継続しており、順次新しいデータを追加していく予定です。

(2)牛乳中の 90Sr と 137Cs 分析データ一般公開システム (新規)

(独)農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研究所 は、1962年から、全国の国(独立行政法人)や都道府県の農業関係の試験研究機関の協力のもとに、重要な畜産物である牛乳中のストロンチウム90とセシウム137の濃度を分析してきました。

このサイトでは、畜産物の安全性に関する情報の一つとして、放射性核種の平均値の経年変化等を見ることができるように、1962年から2008年までのモニタリングデータを公開します。

(3)家畜の骨中 90Sr 分析データ一般公開システム (新規)

(独)農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所 は、家畜とその飼養環境における放射能汚染を把握するため、1957年から2008年まで、家畜の骨中のストロンチウム90の濃度を継続して調査してきました。馬や牛などの家畜は放射性降下物 (フォールアウト) によって汚染された飼料を直接採取します。フォールアウトの中でも、ストロンチウム90は骨に蓄積することから、馬や牛の骨中のストロンチウム90の濃度を測定することは、家畜とその飼養環境の汚染状況を知る良い指標となります。

このサイトでは、動物衛生研究所からの許可を得て、馬および牛の骨中ストロンチウム90濃度の年次推移グラフを提供しています。

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