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農業と環境 No.165 (2014年1月1日)
独立行政法人農業環境技術研究所

農業環境技術公開セミナー in 新潟: ―地球環境負荷軽減、「農」からのアプローチ―
開催報告

独立行政法人農業環境技術研究所は、2013年11月18日(月曜日)、「農業環境技術公開セミナー in 新潟 −地球環境負荷軽減、「農」からのアプローチ−」 を開催しました。

このセミナーは、都道府県・市町村と農業環境技術研究所との間の相互理解や連携・交流・協力関係を深めることを目的に、都道府県と協力して年に1回開催しています。今年度は新潟県の後援、新潟県農業総合研究所の協力により、新潟県長岡市の長岡リリックホールでの開催となりました。

今回のセミナーでは、メッシュ気象データを活用した水稲の生育予測や栽培管理技術、水田から発生する温室効果ガス(メタン)の発生抑制技術、水田稲作の有機栽培技術と生物多様性について、6名の研究者が紹介しました。総合討論では、それぞれの技術を生産現場でどのように利用するかについて、活発な討議が行われました。また、ロビーにおいては、農業環境技術研究所および新潟県農業総合研究所の最近の研究成果をポスター展示しました。

当日は雨模様のあいにくの天気でしたが、新潟県内の農業関係者など260名余りの参加者がありました。

講演者(本間利光氏/石郷岡康史)

講演者(本間利光氏/石郷岡康史)

講演者(白鳥豊氏/須藤重人)

講演者(白鳥豊氏/須藤重人)

講演者(古川勇一郎/田中幸一)

講演者(古川勇一郎氏/田中幸一)

会場のようす:農業関係者の参加が多く作業服姿が目立つ

会場のようす

ポスターセッションのようす

ポスターで研究成果を紹介

新潟農業総合研究所内での記念撮影

コシヒカリ記念碑(新潟県農業総合研究所)

開催日: 平成25年11月18日(月曜日) 12時 − 17時

開催場所: 長岡リリックホール・シアター
(新潟県長岡市千秋3目1356番地)

主催: 独立行政法人農業環境技術研究所

後援: 新潟県

参加者数: 263名
(内訳:農業者54名、JA関係者70名、企業等15名、新潟県(新潟農総研を除く)58名、農業大学校9名、市町村4名、新潟農総研43名、農環研10名)

プログラムの概要

セッション1:メッシュ気候値の活用

リアルタイムメッシュ気象データとその農業利用

(独)農業環境技術研究所 石郷岡 康史

新潟県におけるメッシュ気象データを活用した生育予測と利用技術の確立

新潟県農業総合研究所 本間 利光

セッション2:温室効果ガスの発生抑制技術

中干し延長によるメタンガス発生抑制技術

(独)農業環境技術研究所 須藤 重人

水田から発生するメタンガスの発生抑制技術

新潟県農業総合研究所 白鳥  豊

セッション3:有機農業と生物多様性

環境保全型農業の効果を表す水田の生き物

(独)農業環境技術研究所 田中 幸一

いきもの育む水田稲作とそれを支える有機栽培技術

新潟県農業総合研究所 古川 勇一カ

総合討議

(参考)これまでの農業環境技術公開セミナー

第1回 平成20年度 福島県 

第2回 平成21年度 滋賀県 地球温暖化と水環境を考える

第3回 平成22年度 熊本県 地球温暖化に立ち向かう新たな稲作と水田管理

第4回 平成23年度 千葉県 環境への負荷の小さい農業をめざして

第5回 平成24年度 静岡県 生産性と環境保全を両立する茶園のエコ管理

第6回 平成25年度 新潟県 地球環境負荷軽減、「農」からのアプローチ

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