環境影響評価のためのライフサイクルアセスメント手法の開発
(1998−2000年度 農林水産省環境研究プロジェクト)
(2001−2002年度 独立行政法人運営費交付金プロジェクト)

「LCA」プロジェクトの概要

このプロジェクト研究は、1998年度に農林水産省農林水産技術会議事務局による環境研究「持続的農業推進のための革新的技術開発に関する総合研究」の一部として開始されました。2001年度からは、研究機関が独立行政法人となったため、農業環境技術研究所と農業技術研究機構(現 農業・食品産業技術総合研究機構)の運営費交付金プロジェクトとして実施されました。

農業は、その生産基盤を自然の物質循環機能に依存し、環境への適切な働きかけ(正の環境影響)によって環境を積極的に管理しながら生産が行われてきました。しかし、近年は、農薬や化学肥料など石油を原料とするさまざまな資材の使用、機械化や施設栽培化による大量のエネルギー消費などが進行し、農業が環境に与える負荷(負の環境影響)が増大しています。このプロジェクト研究では、さまざまな農業生産活動によって生じる正と負の環境影響を客観的に評価するため、すでに工業製品などに適用されているライフサイクルアセスメント(LCA)手法を、農業において開発することを目的としました。そして、このLCA手法による分析に基づいて、これまでの農業技術を見直し、全体としての環境への正の影響を最大化するような農業技術の開発に貢献することをめざしました。

「LCA」プロジェクトの成果

このプロジェクト研究の成果は、(1)「環境影響評価のためのライフサイクルアセスメント手法」中間とりまとめ報告書(2001年)と、(2)「環境影響評価のためのライフサイクルアセスメント手法」研究成果報告書(2003年)によって公表されました。また、研究成果報告書の別冊として、(3)「LCA手法を用いた農作物栽培の環境影響評価実施マニュアル」が作成されています。

ここでは、(2)の研究成果報告書と、(3)の研究成果報告書 別冊のPDFファイルをご覧いただけます。

「環境影響評価のためのライフサイクルアセスメント手法」研究成果報告書 表紙 「環境影響評価のためのライフサイクルアセスメント手法」研究成果報告書 (全体 PDF ファイル 3.0 MB)

(分割 PDF ファイル)

LCA手法を用いた農作物栽培の環境影響評価実施マニュアル 表紙 別冊: LCA手法を用いた農作物栽培の環境影響評価実施マニュアル (全体 PDF ファイル 4.5 MB)

(分割 PDF ファイル)

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