１月の公開セミナー

2009年8月30日から9月3日にかけてロシア農業科学アカデミー極東地区の研究所を訪問した。2008年における夏以降に北海道で発生した移動性の新害虫ヘリキスジノメイガの大陸での発生状況を緊急に調査するため、日ロ農業技術交流団として、生物多様性研究領域の田端純研究員とともにロシアを訪問した。今回訪問したロシア農業科学アカデミー極東地区の研究所を紹介するとともに、ユーラシア東部におけるこれまでの移動性害虫の研究を紹介する。

本年度ワーキンググループを組織して、包括的土壌分類、第1次試案作成に向けて取り組んでいる。基本的には、農耕地土壌分類、第3次改訂版と日本ペドロジー学会が発行した日本の統一的土壌分類体系－第二次案(2002)－を融合することにより、非農耕地を含めて対応できる実用性の高い土壌分類を提供しようとしているが、その活動状況の概要を紹介する。