独立行政法人農業環境技術研究所
平成26年12月10日
独立行政法人農業環境技術研究所では、下記研究職員 (若手育成型任期付研究員) の募集を行っております。
記
任期付研究員 (若手育成型) /別紙 のポスト ・ 1名
※ ただし、本募集により採用された任期付研究員については、任期満了のおよそ1年前までにテニュア審査を希望者に対して実施します。この審査に合格した者は任期を定めないパーマネント研究者として継続採用します。
※ 封筒に 「 任期付研究員(エコバランス)応募書類在中 」 と朱書きすること。
※ 採用の可否にかかわらず、応募書類は返却しません。
(独)農業環境技術研究所職員給与規程に基づき支給。(俸給月額 332,000 円〜、その他諸手当として、通勤手当、超過勤務手当支給。及び期末手当(賞与)は年2回(約 3.1 月分/年)支給。)
※ その他、詳細はお問い合わせ下さい。
〒305−8604
茨城県つくば市観音台3−1−3
独立行政法人農業環境技術研究所
総務管理室 人事担当 あて
平成27年1月20日(火曜日)まで (必着)
(※ 書類審査通過者に対して面接審査を実施します。面接の際は、応募者の今までの研究業績及び採用された場合の抱負に関して、15分程度のプレゼンテーションを実施して頂く予定でおります。)
研究統括主幹 TEL: 029-838-8143 E-mail: idenin@affrc.go.jp
総務管理室 人事担当 TEL: 029-838-8156 E-mail: hnemoto@affrc.go.jp
(別紙)
「農業活動による環境負荷への影響及び便益性を総合的に評価する手法の開発」
農業活動による環境負荷への影響に配慮しつつ、安全・安心で高品質な農作物の生産を目指す研究が進められている。環境負荷軽減策としては、これまでにも、温室効果ガス発生量の削減、農薬の使用低減、土壌の炭素貯留等を目指した技術の開発や、生物多様性の維持等を目的した指標策定のための研究が行われている。しかし、その反面、土壌の炭素貯留を目指して有機物投入を増やすと発生量が増加するなど、個々の技術の間には、しばしばトレードオフの関係が生じることが知られている。このことから、農業技術の活用場面では、個々の技術の環境への影響を量的に評価し、かつ収量、生物多様性などの便益性を加えて総合的に評価する手法の開発が望まれている。
そこで本研究では、高い農業生産性と環境保全の両立に向けた適正管理技術の開発に資するため、多様な空間情報、モデル、LCA 手法、統計手法等を活用し、温室効果ガスの排出、土壌炭素の貯留、生物多様性、地下水への硝酸性窒素の溶脱、窒素の広域フロー等並びに便益性を考慮した総合的環境影響評価(エコバランス評価)手法の開発を目指すものである。
【キーワード】 LCA(ライフサイクルアセスメント)、 物質循環、 環境負荷、 便益性(生態系サービス、収量など)、 環境影響評価
1) 採用時までに博士号を取得している者
2) LCA(ライフサイクルアセスメント)、物質循環に関する専門的知識を有するとともに、生態学に関する素養を備える者。多くの分野と共同で独創的な研究に取り組み、総合的な視点から研究を推進することに強い意欲のある者。