シンポジウム
「モンスーン・アジアの農業とフード・セキュリティー」

開催趣旨

人口問題、環境問題、食糧問題、エネルギー問題、資源問題などの地球規模での問題は人類が解決しなければならない21世紀の大きな課題である。ローマ・クラブの「成長の限界」を嚆矢(こうし)として数多くの警鐘が発せられ、そしてさまざまな努力によって解決が試みられてきた。しかし、それらの問題は今後いっそう深刻化することが予想されている。

食糧問題についてつとに警告を発していたレスター・ブラウン氏は、「人類の生産活動が、地球の自然システムの限界を超えつつある」(Outgrowing the Earth)との認識のもとに、このまま進めば、世界のフード・セキュリティーは遠からず崩壊すると、近著「フード・セキュリティー」で改めて警鐘を鳴らしている。フード・セキュリティーを確保するためには、次が必要であると彼は述べる: 1)アフリカのHIV/エイズの流行に歯止めをかけること、 2)一人当たりの農地の減少に歯止めをかけること、 3)中国の砂漠化を防止すること、 4)過耕起による土壌侵食を防止すること、 5)温暖化を防止すること、 6)地下水の過剰な揚水や河川からの過大な取水を抑制すること、 7)工業化や都市化による農業用水や農地の転用を規制すること。

このシンポジウムでは、フード・セキュリティーについて多角的に議論し、人類社会が持続可能な発展を遂げるためにモンスーン・アジアの農業に期待される役割や内在する課題に対して、日本の農学・農業技術は何をなしうるかを考える。

開催日時: 平成17年11月3日(木曜日) 午後2時−午後5時35分

開催場所: 東京大学農学部 弥生講堂 (東京都文京区弥生1−1−1)

プログラム

14:00-14:05 主催者あいさつ

(独)農業環境技術研究所 理事長  佐藤洋平 

14:05-15:05 基調講演: フード・セキュリティー (逐次通訳付き)

レスター・ブラウン (アース・ポリシー研究所長) 

15:05-15:20 (休憩)

15:20-17:00 パネルディスカッション

コーディネーター: 小山 修 (国際農林水産業研究センター)

パネリスト: レスター・ブラウン

上沢正志 (農業環境技術研究所)

川島博之 (東京大学大学院農学生命科学研究科)

新藤純子 (農業環境技術研究所)

根本圭介 (東京大学アジア生物資源環境研究センター)

渡邉紹裕 (人間文化研究機構総合地球環境学研究所)

17:00−17:30 フロアーとのディスカッション

17:30−17:35 閉会あいさつ

東京大学大学院農学生命科学研究科  會田勝美 

主催: (独) 農業環境技術研究所

共催: 東京大学大学院農学生命科学研究科、(財) 農学会、(財) 地球環境財団、(財) 日本環境財団、環境文化創造研究所

後援: 国際水田・水環境工学会(PAWEES)、日本農学会

企画協力: ワールドウオッチジャパン

参加者数: 300名(事前登録制)

ポスター・開催要領 (PDFファイル, 657KB)

参加登録の受付は終了しました。

おかげさまで多数の申込みをいただき、満席となりました。
そのため、当日受付はいたしません

事前登録された方は、混乱を避けるために当日お早めにご来場下さるよう、お願いいたします。
当日、お待ちしております。

参加費: 無料


問合せ先:  (独) 農業環境技術研究所 企画調整部 研究企画科
TEL: 029-838-8180 FAX: 029-838-8167
E-mail: kikaku@niaes.affrc.go.jp
305-8604 茨城県つくば市観音台3-1-3


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