独立行政法人農業環境技術研究所は、11月30日(金曜日)の午後、新宿明治安田生命ホールにおいて、研究成果発表会 2012 「いのちと暮らしを守る農業環境」 を開催しました。
開催趣旨
農業環境技術研究所では、これまで2年に一度、研究成果発表会を東京で開催し、研究所が取り組んでいる農業環境研究の主な成果について、一般市民に分かりやすく紹介しています。
研究成果発表会 2012 では、東京電力福島第一原発の事故に起因する放射性物質汚染など、一般市民の関心の高い食の安全に直結する研究成果や、外来雑草や土地利用の変遷など一般市民の身近な暮らしにも関係する研究成果を中心に話題提供し、いのちと暮らしを守る農業環境についての理解を深めました。
開催概要
日時: 平成24年11月30日(金曜日) 13時10分−17時15分
開催場所: 新宿明治安田生命ホール (JR新宿駅西口徒歩2分)
(新宿区西新宿1-9-1-B1F) 電話:03-3342-6705 FAX:03-3342-1943
主催: 独立行政法人農業環境技術研究所
後援: 農林水産省
プログラム
(講演資料と研究成果ポスターの PDF ファイルを追加しました: 12月5日)
(講演で使用した図表の PDF ファイルを追加しました: 12月18日)
12:30−13:10 受付・ポスターセッション
司会・ファシリテータ: 松永 和紀
13:10−13:20 主催者等あいさつ
[ 資料 (PDF 0.3MB) ]
農業環境技術研究所理事長 宮下 C貴
農林水産省農林水産技術会議事務局
13:20−13:25 イントロダクション
[ 資料 (PDF 0.4MB) ]
サイエンスライター・農林水産技術会議委員 松永 和紀
13:25−14:05 土壌−植物系での放射性セシウムの挙動とその変動要因
[ 資料 (PDF 3.1MB) ] [ 図表 (PDF 3.5MB) ]
土壌環境研究領域 山口 紀子
14:05−14:45 原発事故から1年半 〜 農地の現状
[ 資料 (PDF 0.8MB) ] [ 図表 (PDF 3.2MB) ]
研究コーディネータ 谷山 一郎
14:45−15:15 休憩・ポスターセッション
15:15−15:55 カドミウムをほとんど吸収しない水稲の開発
[ 資料 (PDF 0.7MB) ] [ 図表 (PDF 3.1MB) ]
土壌環境研究領域 石川 覚
15:55−16:35 セイタカアワダチソウを抑えて在来植生に戻す
[ 資料 (PDF 0.7MB) ] [ 図表 (PDF 2.2MB) ]
生物多様性研究領域 平舘俊太郎
16:35−17:15 歴史地図にみる関東の里山と農村の今昔
[ 資料 (PDF 1.1MB) ] [ 図表 (PDF 3.4MB) ]
生態系計測研究領域 デイビッド・スプレイグ
17:15 閉会挨拶
農業環境技術研究所理事 岡 三徳
( 17:30−19:00 懇親会 )
※ ポスターセッションでは、研究所のリサーチプロジェクト(RP)の成果紹介ポスターを展示し、担当研究者がご説明しました。
○農地からの温室効果ガスの排出を減らす(温暖化緩和策RP) (PDF 0.9MB)
○気候変動に対する作物応答メカニズムの解明と影響予測(作物応答影響予測RP) (PDF 0.7MB)
○気候変動が主要作物生産の安定性に及ぼす影響を評価(食料生産変動予測RP) (PDF 0.4MB)
○農法が生物多様性に及ぼす効果を評価する(生物多様性評価RP) (PDF 0.5MB)
○遺伝子組換え作物と外来生物の生態影響に関する研究(遺伝子組換え生物・外来生物影響評価RP) (PDF 0.5MB)
○環境調和型・持続的農業技術に資する生物機能(情報化学物質・生態機能RP) (PDF 0.3MB)
○農耕地における有害化学物質汚染の対策技術(有害化学物質リスク管理RP) (PDF 0.4MB)
○流域モデルによる農薬および窒素の動態予測(化学物質環境動態・影響評価RP) (PDF 1.1MB)
○リモートセンシングとフラックス観測による農業生態系の広域的監視と予測(農業空間情報・ガスフラックスモニタリングRP) (PDF 0.6MB)
○農業環境資源情報の蓄積とその発信(農業環境情報・資源分類RP) (PDF 0.3MB)