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農業環境技術研究所公開セミナー
核酸から見えてきた農業に関わる微生物の生態と機能
(NIAES 30周年記念セミナー)
(2014年3月7日 東京)

農環研30周年ロゴ

独立行政法人農業環境技術研究所は、2014年3月7日(金曜日)、秋葉原コンベンションホール (東京都千代田区外神田1丁目) において、公開セミナー 「核酸から見えてきた農業に関わる微生物の生態と機能」 を開催します。

近年、さまざまな技術革新による分子生物学の発展により、これまでベールにつつまれていた環境中に生息する微生物の生態や機能が、環境中から抽出した核酸を解析することで次々と明らかになってきています。

農業環境技術研究所では、土壌から効率よくDNAやRNAを抽出する技術を開発し、これらの技術を用いて具体的な自然現象の解明に役立てる取り組みを行っています。

本セミナーでは、農業環境技術研究所設立30周年の節目を迎え、環境から抽出した核酸から見えてきた微生物の生態と機能に関わる研究に焦点を絞り、この分野で先進的な成果をあげている研究者を招き講演をいただくとともに、農業環境技術研究所で得られた研究成果を紹介します。

開催概要

開催日時: 2014年3月7日(金曜日) 13時 − 17時

開催場所: 秋葉原コンベンションホール
(東京都千代田区外神田1-18-13 秋葉原ダイビル2階) [交通案内]

主催: (独)農業環境技術研究所

後援(予定): 茨城大学農学部、 日本土壌微生物学会、 日本微生物生態学会

対象: 独法研究機関、大学、行政部局、民間企業等 など

参加: 参加無料

事前登録は終了しました。
当日、会場での参加登録もお受けしますので、未登録の方は会場受付にお知らせください。

ポスター画像
核酸から見えてきた
農業に関わる微生物の生態と機能
(農環研30周年記念セミナー)
開催案内ポスター
(PDFファイル 0.2 MB)

プログラム

13:00−13:10 開会挨拶

(独)農業環境技術研究所 理事長 宮下 C貴

13:10−13:40 シングルセル・ゲノミクスを用いた環境微生物の遺伝資源化と生態系解明

本郷 裕一 東京工業大学大学院

13:40−14:10 三宅島噴火後の土壌微生物相変遷のメタゲノム的解析

太田 寛行 茨城大学

14:10−14:35 メタゲノム解析手法を用いた窒素循環に関わる微生物の生態解析

早津 雅仁 (独)農業環境技術研究所

14:35−15:00 カメムシに農薬抵抗性を与える有機リン系農薬分解菌 Burkholderia 属の多様性と生態

多胡 香奈子 (独)農業環境技術研究所

15:00−15:25 農薬分解遺伝子を細菌間に伝播する未分類な大型プラスミドの解析

酒井 順子 (独)農業環境技術研究所

<休憩>

15:45−16:10 土壌抽出DNA/RNAを用いたくん蒸処理の影響評価と土壌微生物相データベース作成のための標準的解析手法の確立

星野 裕子 (独)農業環境技術研究所

16:10−16:35 土壌抽出核酸に基づく微生物相の解析を土壌病害の診断に役立てる

吉田 重信 (独)農業環境技術研究所

16:35−17:00 土壌抽出RNAから明らかになった抗生物質生産遺伝子の土壌における誘導発現

藤井 毅 (独)農業環境技術研究所

事務局・問合せ先:

〒305-8604 茨城県つくば市観音台3-1-3
(独)農業環境技術研究所
生物生態機能研究領域 領域長 藤井 毅

電話:029-838-8262
電子メール(開催事務局): micro0307@niaes.affrc.go.jp

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