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第35回農業環境シンポジウム
外来牧草をめぐる諸問題
侵略的 ! ?
メリット・デメリット、そしてこれから

(2014年10月25日 東京)

独立行政法人農業環境技術研究所は、10月25日(土曜日)午後、ベルサール神保町(東京)において、第35回農業環境シンポジウム 「外来牧草をめぐる諸問題 〜侵略的 ! ?、メリット・デメリット、そしてこれから〜」 を開催します。

開催趣旨

侵略的外来種による脅威が増すなか、2010 年に名古屋で開催された生物多様性条約締約国会議 (COP10) において 「愛知ターゲット」 が採択されました。侵略的外来種については、これまで以上に管理の強化が求められ、2020 年を目途に管理優先度の高い外来種の制御や根絶、また、それらの導入や定着を防止するための対策を講じることが目標として掲げられました。これに対して環境省では、外来種被害防止行動計画を策定し、効果的な外来種管理についての施策を模索しています。一方、外来種の中には、家畜飼料として用いられる外来牧草のように、国民の食生活を支える役割を持つものがあり、その位置づけについては検討すべき点が残されています。

本シンポジウムでは、国による侵略的外来種対策と外来牧草の環境影響について紹介した後、外来牧草を利用する畜産業の現状と外来牧草の生態的特性についての理解を深め、外来種のメリットとデメリットを視野に入れた上で、外来牧草の管理と利用について、今後の方向性を考えます。

開催日時: 2014年10月25日(土曜日) 13:00−17:30

開催場所: ベルサール神保町 (東京都千代田区西神田3-2-1 千代田ファーストビル南館3F)(アクセス

主催: (独)農業環境技術研究所

後援: 農林水産省環境省(独)農研機構 畜産草地研究所日本草地学会日本雑草学会

対象: 一般市民、 農業関係者、 国公立・独法試験研究機関、 行政、 大学、 企業 等

参加: 無料
事前参加登録は終了しました。
当日、会場での参加登録も行いますので、未登録の方は受付にお知らせください。

なお、ご来場の皆様には、地球温暖化防止の観点から、以下の取り組みにご協力いただけると幸甚です。
よろしくお願い申し上げます。
来場の際には、可能な範囲で公共交通機関を利用する。
不必要な空調を控えるために、体温調節可能な服装とする。

農業環境シンポジウム「外来牧草をめぐる諸問題」開催案内ポスター
開催案内ポスター
(PDFファイル 0.7 MB)

プログラム

13:00−13:15 開会挨拶

13:15−13:30 趣旨説明: 外来牧草の生態影響と産業利用 −管理と利用の間で−

(独)農業環境技術研究所  西田智子

13:30−13:55 侵略的外来種対策について−侵略的外来種リスト(仮称)を中心に−

環境省自然環境局野生生物課 谷垣佐智子

13:55−14:20 国立公園における外来牧草の定着と生育環境

(独)農業環境技術研究所  楠本良延

14:20−14:45 河川における外来牧草の侵入 −河川水辺の国勢調査から−

(株)建設環境研究所    宮脇成生

14:45−15:10  −− 休憩 −−

15:10−15:35 日本の畜産業における外来牧草の位置づけ

農林水産省生産局畜産振興課 杉山喜実

15:35−16:00 外来牧草を利用する立場から

神津牧場         清水矩宏

16:00−16:25 日本の在来野草は外来牧草の替りになるか?

宮崎大学農学部      西脇亜也

16:25−17:25 総合討論

パネルディスカッション

司会: 西田智子

コメンテーター:(公)日本自然保護協会 高川晋一

17:25-17:30 閉会挨拶

事前参加登録:

事前参加登録は終了しました。
当日、会場での参加登録も行いますので、未登録の方は受付にお知らせください。

問合せ先:
〒305-8604 茨城県つくば市観音台3-1-3
農業環境技術研究所 生物多様性研究領域 安田耕司
電話: 029-838-8251 FAX: 029-838-8199
E-mail(開催事務局): sympo1025@niaes.affrc.go.jp

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