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第15回有機化学物質研究会
農業環境をめぐる有機化学物質研究の昨日・今日・明日
−化学物質と環境との調和を目指して−
(2015年11月 5日)

国立研究開発法人農業環境技術研究所は、2015年11月5日 (木曜日)、つくば国際会議場 (エポカルつくば) において、第15回有機化学物質研究会 「農業環境をめぐる有機化学物質研究の昨日・今日・明日 −化学物質と環境との調和を目指して−」 を開催します。

開催趣旨

農業環境中には、作物生産のために意図的に施用される農薬や、他産業および生活に由来して非意図的に混入する大気降下物など、様々な有機化学物質が存在する。これらは大気・水・土壌・植物体中で移行、代謝、分解し、作物残留濃度を変動させるとともに、農地内の昆虫・微生物・植物等に影響を与え、また大気あるいは水系を通じて農地外、時には広域に移行・拡散し、広く生態系にも影響を与えています。農業環境技術研究所では、この30年余、農業環境におけるこれらの有機化学物質に関して、作物汚染あるいは生態系影響に対するリスクの評価および低減、回避のための技術開発に取り組んできました。

本研究会では、農業環境をめぐる農薬を中心とした有機化学物質研究について、これまでの足跡を振り返りつつ、行政部局・関係団体・都道府県から現状における問題点と今後取り組むべき課題をご提示いただくとともに、現在当所で取り組んでいる研究課題とその展望について紹介し、これらを通じて「食の安全」および「生態系保全」への貢献を目指した研究推進について議論を深めることを目的とします。

開催概要

日時: 平成27年11月5日(木曜日) 13:00 〜 17:40

場所: つくば国際会議場(エポカルつくば) 中ホール300 (つくば市竹園2−20−3) [周辺地図]

主催: 国立研究開発法人 農業環境技術研究所

参集範囲: 国立研究開発法人、公設試験研究機関、大学、企業、行政部局、関連団体 など

参加: 無料

プログラム

13:00−13:10 開会挨拶

農業環境技術研究所 理事長  宮下 C貴

13:10−13:30 農業環境技術研究所における有機化学物質研究の足跡

農業環境技術研究所    大谷  卓

13:30−13:50 農業環境におけるリスク研究の重要性

(一社)日本植物防疫協会  上路 雅子

13:50−14:10 農林水産省が期待する有機化学物質研究 −農薬登録制度の刷新と研究に求めるもの−

農林水産省消費・安全局農産安全管理課 瀬川 雅裕

14:10−14:30 環境省が期待する農薬研究

環境省水・大気環境局農薬環境管理室 川名 健雄

14:30−14:50 都道府県の農業試験場が期待する有機化学物質研究

千葉県農林総合研究センター 山本 幸洋

14:50−15:10 Coffee Break

15:10−15:40 農薬の作物残留 −問題の変遷から今後の解決法を探る−

農業環境技術研究所    清家 伸康

15:40−16:10 農薬の大気環境経由の動態評価 −グローバルからローカルまで、モニタリングとシミュレーションを駆使した評価と管理について−

農業環境技術研究所    小原 裕三

16:10−16:40 水環境中における農薬の動態把握 −モデル予測とモニタリングを融合した効率的な暴露評価に向けて−

農業環境技術研究所    稲生 圭哉

16:40−17:10 農薬の水域生態リスク評価の最前線 −シングルストレスからマルチストレスの世界へ−

農業環境技術研究所    永井 孝志

17:10−17:40 総合討論

17:40     閉会

お申し込み方法

参加申込書(Word ファイル あるいは PDF ファイル)に必要事項をご記入の上、下記へ メール または FAX にてお申し込み下さい。

E-mail: org1105@niaes.affrc.go.jp

FAX: 029-838-8199

申込締切

平成27年11月 2日(月曜日)

これ以降のお申し込みは、当日ご来場の際、受付にてお願いします。

第15回有機化学物質研究会(案内ポスター)
第15回有機化学物質研究会 案内ポスター
(0.4 MB)

事務局・問合せ先:

〒305-8604 茨城県つくば市観音台3-1-3
農業環境技術研究所 有機化学物質研究領域 大谷 卓
電話:029-838-8301 FAX:029-838-8199
電子メール(開催事務局): org1105@niaes.affrc.go.jp

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