5月から9月までの蒸発量


 蒸発量の多少は、植物が生育するために必要な水分の供給度を表す。雨が多く、 温度が高い地域では蒸発が盛んとなり、植物の生産力は高い。一方、雨が少ないあるいは温度が低 い地域では植物の生産力は小さく、当然、蒸発量は少ない。このため、蒸発量は植物の生産力と関 連する気候指標としてしばしば使われる。夏作物の多くは5月から9月までの期間に生育する。 ここでは5〜9月の蒸発量を次の式を用いて算定した。
E=R{1-exp(-RDI)}
R: 5〜9月の降水量(cm)
RDI: 5〜9月の放射乾燥度(Budyko, 1980)
RDI=Rn/(L*R)
Rn: 純放射量の5〜9月の合計値
L : 蒸発の潜熱(580 cal/gH2O)

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